ダッシュ隊大阪

宮城県石巻 災害復興ボランティア”石巻ダッシュ”活動一日目

活動拠点の石巻湊小学校近く八幡町1丁目6でバスを降ります。
ここでカメラを持ってきたのですが、写真撮影出来るか心配でした。

しかし、事務局から今の状態をしっかりと撮影して情報発信して欲しいと言われたの持参して良かったと思っています。

バスの中で5~6名での班編成がされていたので、班ごとに整列です
全員ヘルメット・マスク・長靴or安全靴装着で準備OKです。
(バス車中とは異なり引き締まった顔付きになっていました)

 バスを降りて活動準備中です。

ボランティア拠点で、石巻社会福祉協議会のボランティアリーダーから説明を受けます。
作業中の注意・余震発生時の注意等々です。

 注意事項の説明中

本来であれば班毎にその日一日は作業依頼(ボランティア依頼)書に基づいて別れるのですが、何と言っても遅れての到着なので半日しかありません。
と言う事でこの日はA班(医療班)を除いた約40名が同じ場所に行く事になりました。
医療班は歯科医・歯科技工士・歯科衛生士で編成され、別の場所で治療活動をされますので、乗ってきたバスでボランティアベースの石巻専修大学へ移動されました。

依頼者さまは石巻市立湊小学校(海から約2㎞川から約400mの位置)の直ぐ近くに位置する多福院と言うお寺です。

ボランティア拠点で各班に一輪車・スコップ・ほうき・ブラシ・土嚢袋(50袋)が貸し出されました。
それを持って移動です。

移動は勿論歩いて国道398号女川街道を歩いて行きます。
石巻湊小学校までの間は数百メートルの距離ですが、瓦礫として出された家具や土嚢が道路脇に積まれています。

歩いていて感じた事は砂埃が結構すごいこと、町の匂いが潮と魚とヘドロの混ざった匂いです。
車道と歩道の境の柵は一部残っていましたが、律儀に歩道を一輪車を押して歩いていたダッシュ隊員は途中で通行出来ず。
陥没と段差等で結局は数人で持ち上げて柵を乗り越えて車道へ移動です。
これ以降歩道を歩いている隊員は少なくなりました。
小学校プール横を通過する時に目にしたのは、プールで車が泳いでいます。
車が数台プールに浸かったままになっています。

  湊小学校プールの車

校庭には自衛隊の車両が数台。(この時点では何をする車両かは不明でした)
えっ、震災初日から何日経っているの・・・・?
そう50日です。 テレビでは復旧が進んでますと言っていたが現実は違うよ!
活動する先々はトイレが使えないので、湊小学校に設置している仮設トイレを使用するのです。
その前では自衛隊の給水車が給水サービスを実施中です。
程無く多福院に到着です。
墓地に流されて来た車が墓石の上に何台も頓挫しています。 大変危険です。

  流されてきた車

  墓石の上にも車

多福院では再度同行してくださったボランティアリーダーから作業内容の説明を受けました。

  作業内容の説明中

お寺と言う事で広いですから、班毎にエリアを分担して開始です。
先にボランティアの方が入った模様で、畳や大きな泥は除去されていましたが、床にはまだ泥がこびりついています。
今からこの床を綺麗にするのです。
こびりついている泥をスコップで削り取り、その後床を拭くのですが雑巾で拭いても乾いてくるとまた泥が湧いてくる。
実際は細かな粒子が入り込んでしまっているのです。
我班は相談の結果一旦床に水を撒いて、デッキブラシで磨くことにしました。

  
床を雑巾で拭いて行きます

水はどうするのか?
幸いにもお寺の庭には恐らく墓参の方々の為と思われる井戸があります。
地下水のようですが、水は濁っていますが掃除には使えます。
井戸にも津波の時の泥が入っていたとは思いますが、先行部隊のおかげで使用出来るのです。(感謝・御苦労様です)

水の汲み上げのポンプはありません(きっと津波で流されたのではないでしょうか)。
ロープにバケツを結び付けて一杯づつ引き上げて行きます。
デッキブラシでの効率は良く、木の色が見えてくるようになりました。
仕上げは雑巾で拭きとって行きます。

  
井戸水を汲み上げています。

悲しいかな、それでも暫く時間が経つと砂が、泥が・・・・・
え~い、根競べだ。
今に見てろ。
人間様のパワーを見せてやるぞ。 ⇒ だれと話してるの?
担当の部屋が一応の掃除が完了したので、庭の墓地の清掃に移っている班もあります。

 墓石の清掃中

外壁・内壁に津波の深さが判断出来る喫水?が見てとれます。
約2mと判断しました。

 津波の水の痕

この数時間で自分が出来る事、しなければいけない事をダッシュ隊員各々が見つけ出したように感じました。
いや~! 全員素晴らしいです。 いいメンバーです。
このメンバーに出会えた事に感謝しよう。
15時30分予定時間で作業終了です。
住職の奥さんが「こんなにきれいにしてもらって」と感激してくださいました。
とんでもないです。
まだまだ時間が掛かります。中途半端でごめんなさい。
バスを降りたボランティアキャンプへ戻ります。

  

  
道路を歩いていて見える光景(船が・コンテナが)

  
使えなくなった消防車                   道路の直ぐ側には船

 
津波に負けずに花が咲いています

この時に先に小学校の校庭に止まっていた自衛隊の車両は何か判明しました。
炊き出し車両です。 何とトラックに牽引されているのはどうやらコンロのような感じです。
湊小学校で避難生活されている被災者の方々の夕食の準備中でした。
テレビでは自衛隊の炊き出し車両があるとは伝えていましたが、目の当たりにすると、こんなマシンを持ってるんだと感心した次第です。

自衛隊の炊き出し車輌

戻る際にすれ違った別のボランティアの方とご挨拶「御苦労さまです」「お疲れさま」自然と口に出ました。

  
    使った道具の後片付け                   医療班を除くダッシュ隊員

今日は室内作業が多かったので、それ程汚れませんでした。
バスで”め組JAPAN”のボランティアベース,石巻専修大学へ一旦寄りました。
直行したので事務処理もあった模様です。
石巻専修大学は大小様々なテントが多く建っています。
これ全てボランティアのテントですよ。
河原沿いにはボランティアに参加の車も一杯です。
それも遠くは九州ナンバーも、でもやはり関東のナンバーが一番多いようです。

 石巻専修大学構内

途中で冷蔵庫を一箇所に集めている所を見ましたが、悲しくなります。

  
            家から出された畳                   冷蔵後が集められています

石巻専修大学から”め組JAPAN”さんの先導でダッシュ隊の居住地へ移動です。 石巻専修大学と思っていましたが違うようです。
直ぐ側の石巻市総合運動公園は自衛隊の本陣になっていました。
テント・機材全てが想像を絶する規模です。
でもここだけでは無いのです。
本当にありがたい事です。

ダッシュ隊のベースキャンプは加護坊山で石巻市内からは1時間以上離れた山奥の駐車場です。   宿泊所の紹介(め組JAPANのブログ)

道沿いの桜並木が満開です。
今日はもう暗いので明日起きたら一ヵ月遅れのこの美しい桜をカメラに収めよう。
”め組JAPAN”さんが大型のテントとドームテント3張用意して頂いてました。
大型テントは男性陣ですが、中には畳を敷いてくれていました。
と言う事は持参した個人テントは使わないんだ。
テント設営の手間が無くなった!(喜んでいいのかな? 素直に喜ぼう!)
しかし、バスから荷物を出すのにも一苦労です。
個人分と共有分と分け、食料は別テントへと運び込んでいると雨・雨・雨がポツポツと降って来ました。
急いで個人の荷物も一旦テントへ納めました。
今度はテントの中が足の踏み場がないでわないですか。
荷物整理は後にして、炊き出し班用のテントを設営です。
雨もそんなに土砂降りではないので、炊き出し班も夕食の準備を炊き出しテントでしています。

  

その間に大型テント内では自分のエリアを各自決め、着替えすませました。
ん、奥の方ではビールを飲んでるぞ 早!!
今日のご飯はトン汁、玄米ご飯、おかずはバイキングです。
後方支援の方々が準備してくれたそうで、野菜もカットしてこられていました。
今日のご飯は豚肉の入っていないトン汁、玄米ご飯、おかず(バイキング)です。
この事前の準備こそが助かります。
後方支援のみなさんありがとうございます。

到着までバスの中で吉田さんの講演で言われていた放射能に効く食材です。
玄米やワカメなどです。 でもトン汁にワカメって余り経験が無いですが・・・・・
食事は各自テントの外で、適当に座って車座でがっついてました。
いただきま~す。 モグモグ  ごちそうさまです。

しかし、私は大チョンボが発覚!!
食器を忘れていたのです。
う~ん、食器?コッフェルがあるではないか。
蓋はお皿に、小さい鍋はお椀に、これでOK・・・
あれっ、ナイフフォークは、無い、無い、無い
箸は・・・折れている 無いのと同じだ。
隣の上甲さんが箸を贈呈してくれました。 ありがとうございます。
この箸は大切に使わせて頂きます。 (結局最終日まで使いました)

東交バスのドライバーさん長時間の運転・送迎。本当にご苦労さまでした。
敬服です。
疲れていたのか、皆思い思いに休み始めました。
奥の方では小宴会が継続中です。

外では雨が激しくなってきました。
風も出てきました。

炊き出しテントが危険なので片面のポールを畳んでロープと鉄杭で固定しました。
ビュービューと強い風でバタバタと暴れるテント、バシバシと降りつける雨、
それでも睡眠不足の私は深い眠りに着きました。

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2011.05.01更新